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2011/08/06

Marc Ribot Y Los Cubanos Postizos




黄色がかった薄暗い照明、葉巻とラム、人々のノイズの間から立ち上る音楽。
ブエナビスタ(映画)で見たイメージくらいしかないキューバだが、彼らも偽キューバ人。
鮮やかに想像できるのは、あたしたちがそこから遠く離れているからかもしれない。

昨日、Marc Ribot Y Los Cubanos Postizosのライブ@クアトロを観にいった。
マーク・リーボーをはじめて知ったのはラウンジ・リザーズであって、
学生の時に知ったY Los〜はソロ作よりも良く聴いていた気がする。
マーク・リーボーのギターは動的なんだけれど、同じくらい禅的な静けさが並列にあって、
彼のミニマルなギターソロ最新作「Silent movie」もすばらしかった。

変幻自在のギター、空間を四方八方から満たす音とリズムの洪水、幸福感。
才能とは過剰であり、それは湧き出るもの。
圧倒的であるからこそ、絶対動は絶対静を連想させる、つまりは相対するものが際立つのであるのよね。