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2011/04/09

いろんな記憶がきこえる桜


今日はいいかげんさぼってた原稿を書くぜ、と心に決めていたのだが、
世の憂いとは全く関係のない内容に全く集中できず春風の中ランニング。
そろそろ震災からまる1ヶ月だ。

世の中は桜が満開である。
薄曇りの空よりも景色は明るい、透過光で脳内がハレーションを起こす。
桜を観ると記憶や夢や妄想やイメージが溢れ交錯し、言語にするのが追いつかなくなる、
特に思春期は諸々感じすぎるためすぐに気持ちが飽和するも言葉にならず涙しか出なかった記憶を思い出す、
桜から感じる感情の量には未だに追いつける気がしない。
多幸感と切なさで胸がいっぱりになり、気の利いたこともいえず黙りこんで、
帰りぎわにひとこと「ああ、やっぱり桜はきれいだね」と恋人に話すのだ。

・知らぬ間に感情は蓄積する、毒をゆるやかに体に浴びるように、
少しづつ少しずつ。

で、走っているうちになぜか涙が出てきて止まらない、
でもどうしようもないのでそのまま走り続ける。

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