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2011/05/09

相模湖ブルース

連休終わりの土曜。
freaks festivalのため、早朝からつのだ氏と待ち合わせ、相模湖へ電車で向かう。
小雨降る中、相模湖駅で下車。客の流れに逆らい、湖に立ち寄る。


雨のためか、どこかうら哀しさが漂う湖畔、観光客は1人もいない。




永遠に時が止まったかのようなレジャー施設に心が躍る。
街にうすく流れるシンセの演歌カラオケ。
射的、スマートボール、インベーダーゲーム、当時の花形レジャーを併設する、デイドリーミングな空間。
射的すべきか本気で迷う不可思議な景品たち。





それもそのはず、ここは昭和16年に埋め立てられた日本初の人造湖であったのだ。
部落移住、強制労働、そこはかとなく漂うブルース。
完全貸切りのスワン号に乗り、山上の寂れたラブホを眺めていると、
少しずつ時空が狂ってくる。





その後、夢を覚ますようにして会場へ。
Washed outが奏でる、メロウで切なく、あか抜けないシンセウェーブには、
なんとなく相模湖の気だるい微風を感じたのだった。


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